接ぎ木

接ぎ木は農業の生産性を高める方法として、様々な農作物で利用されてるようですね。
自宅で、キュウリやトマトの苗を育てたことがありますが、接木の苗は大変丈夫なことに驚きました。
コーヒーも同じように接木を利用されることがあり、グアテマラでは、ほとんどが接木栽培がなされています。
薫りの良いアラビカ種のコーヒーは病害虫に弱いため、接木の根の部分に、ロブスタ種のコーヒーが使われます。
ロブスタ種のコーヒーは、丈夫で育てやすく、土の中にいるセンチュウの被害を受けにくいという特徴があります。
根の部分にロブスタ種を使い、アラビカ種のコーヒーを接木をすることで、コーヒーの味はアラビカ種の特徴をそのまま残します。


但し、接木は大変な作業。それぞれの種を発芽させたところで、小さな苗の茎を切断し、テープでつなぎ合わせるという地道な作業を繰り返します。
どんな農業でも同じですが、生産者の努力に少しでも触れることはとても大切なことだと思います。知ることで、食べ物も、コーヒーも、その恵みに感謝し、美味しくいただけると思います。

Follow me!

投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
日記

前の記事

パナマエスメラルダ農園
日記

次の記事

カットバック(その後)