農薬とコーヒー

農産物には、農薬を使うことが一般的になっています。
コーヒーも同じ。
甘いコーヒーの果肉に包まれたコーヒー豆は、害虫などの被害を受けやすく、多くの農園で農薬を使用します。
世間では無農薬が良いという風潮もありますが、必ずしもそうとはいえません。


農薬には、劇薬もあれば、そうでないものもあります。
必要な量を薄く散布する場合もあれば、知識がないため何度もむやみに散布したり、一回であっても、木がべっとりするほど必要以上に散布してしまう場合もあります。
それは、農園でのコーヒー栽培に対する教育ができているかどうかや、経営者のコーヒーに対する姿勢によって変ってきます。
人間だって風邪をひいたら風邪薬を飲みますし、怪我をしたら消毒もします。
適正な処置であれば、全く問題がないと考えて良いのではないでしょうか?
遠く離れたコーヒー農園で、どのようにコーヒーが育てられているかどうかは、有機JASやその他の認証に頼るのではなく、農園主の考え方を知ることや、取引の過程でお世話になる業者が信頼できるかどうかに、かかっていると思います。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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