TDSコーヒー濃度と収率

コーヒーの仕事を続けて15年経ちますが、まだまだ分からないとはたくさんあります。
最近だと、コーヒーの濃度を測ることがなされるようになってきており、当店でもコーヒー専門の濃度計を販売させていただいております。
今までは、私たちスタッフの舌の感覚で、お互いにディスカッションしてコーヒーの濃さを確認してました。
また、お客様に試飲していただいたコーヒーについてお尋ねしながら確認してましたが、このような機械で確認していくことも必要かもしれません。
実際に試してみると、渋いコーヒーを濃く感じることがあります。
濃度計が発売され、コーヒーの仲間の中でも使用する方が増え、そんな会話も増えてきました。
海外のコーヒーショップの方も使っていらっしゃいますので、専門家として、当店でも勉強していかないといけませんし、興味もあります。


濃度という言葉は簡単で、何の抵抗もありませんでしたが、収率という言葉は初耳です。
理科は得意でしたが、そんな言葉は勉強しなかったはず!(と思います・・・。)
調べてみると、それほど難しいことではなく、抽出された液体と使用されたコーヒーの粉、そして濃度から、抽出された成分の比率ということでした。
言葉で書くと、書いている本人でさえも訳がわかりませんが。
抽出されたコーヒーの量 × 濃度 ÷ 使用したコーヒーの粉
が収率とのことのようです。(場合によっては、コーヒーの粉に残されたコーヒー成分も考慮する場合があるようです)
使用したコーヒーの量から、液体に抽出れたコーヒーの成分のことで、どうやら18~22%が心地良い味わいになるようです。
当店でもいろいろなコーヒーを試して、収率が味とどう関係があるのか勉強していこうと思います。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。