コーヒーと血圧について

 「日常の適度なコーヒーの飲用では、血圧に影響しない」テネシー大学が発表した研究結果です。
 その他、多くの研究結果でも、血圧上昇とコーヒーとの関係は心配無用と報告されています。また別の研究では、コーヒーの持つ血流促進作用が低血圧の症状に役立ち、貧血には、コーヒーの微量の鉄分の効果などがその改善に役立つというものです。


(慶應義塾大学医学部客員助教授)
 コーヒーと血圧についての研究もかなり行われています。コーヒーはカフェインを含んでいますので、心臓の働きを強め、その結果一過性ですがわずかに血圧が上昇します。しかし、フラミンガム心臓研究(アメリカのフラミンガムで行われた、心疾患に関する大規模調査)をはじめ数多くの大規模な疫学調査で、コーヒー飲用と血圧の間に特に関係は認められませんでした。以上のことから、コーヒーは通常の飲み方では高血圧を起こしたり、あるいはそれを悪化させることはないと考えられています。
 わが国では伝統的に食塩摂取量が多く、高血圧患者も多いことが知られています。高血圧を予防したり、高血圧を改善するようなライフスタイルが重要となっています。