コーヒーハウス

 コーヒーハウス。
 喫茶店のことです。
 コーヒーがイスラム僧侶の秘薬であったのが、一般にも公開されると、瞬く間にヨーロッパ中にコーヒーが広まりました。
 1554年には、イスタンブールで世界初のコーヒーハウス「カフェ・カーネス」ができ、その後、各地で多くのコーヒーハウスが誕生しました。
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 電話も郵便という仕組みも、ニュースの伝達手段もない当時、コーヒーハウスは、郵便物の受け渡し場所であったり、字の読める人が新聞を読み聞かせるなどして、地域の人々の交流の場として大変重要な役割を果たしていました。
 コーヒーハウスには、毎日多くの人が集まりました。
 人々の思い、感情を伝え合うことができる非常に重要な場所であったと思います。
 日本でも、約30年ほど前は、携帯電話はもちろんインターネットもありませんでしたが、喫茶店で地域の方々の交流がなされたり、待ち合わせ場所となったりしていました。
 現在は、インターネットカフェというものもできましたが、人々の心の交流はミクシーであったり掲示板であったりブログであったり、バーチャルな世界で行われるようになりました。
 それでも、パソコンの脇にはマグカップに入ったホットコーヒーが思い浮かべることができますが、いつの時代も人々の交流の場は人間にとって必要不可欠なんだなぁと思います。
 写真は、1720年創業。現存する最古のカフェといわれる「カフェフローリアン」イタリアのベネチア、サンマルコ広場で現在も営業中です。