おいしいコーヒーの飲み方

 ブラジルは世界最大のコーヒー生産国ですが一人当たりのコーヒー消費量も非常に多いです。しかし現地で飲まれるコーヒーはそれほど品質が良くありません。輸出規格に満たないコーヒーを飲んでいる場合がほとんど。他のコーヒー生産国も同じような状況です。
 一方、日本で商業規模のコーヒーは栽培されておりませんが、日本で売られているコーヒーは大変品質の良いものばかり。(※沖縄、小笠原、長崎などでは飲用のコーヒーがごく少量栽培されております)
 スーパーに行けば非常にたくさんの種類のコーヒーが陳列してありますし、コーヒー豆専門店では、煎りたてのコーヒーを販売しています。
 こんなに高品質のコーヒーが手に入るのであれば、是非おいしく飲みたいですよね。
 そのためのちょっとしたコツをお教えします。


 以前にも何度かお話しましたが、一杯のコーヒーに含まれるコーヒーの成分はわずか1%。その成分の微妙な違いを人の舌は敏感に感じ取ります。
 酸味が強いのか弱いのか?その酸味はどんな酸味なのか?さっぱりしているか、渋く感じるか?
 コーヒーのパッケージにある酸味や苦味のマトリックスを見て判断するのではなく自分の舌で味を感じ取ります。絵や音楽に好き嫌いがあるように味覚も人それぞれ。人によってコーヒーの感じ方も違います。
 そして、本題のおいしく飲むコツ。
 品質の良いコーヒーはもちろんおいしいのですが、そのために生産者は大変な重労働をされてみえます。すべてのコーヒーではありませんが良いコーヒーを作るために土の改良をしたり、広大な農園に水を撒いたり、草を抜いたり、剪定したり。
 コーヒーの実を収穫した後は脱穀し、そして異物を取り除き山を降りて港まで運びます。60kg以上もあるコーヒー麻袋をたくさん運びます。そして船で1ヶ月以上かけて日本に運ばれ、加工業者の手によって焙煎され、ようやく飲むことができます。
 日本ではお金さえ払えば品質の良いコーヒーを簡単に手に入れることができます。もし日本でコーヒーが栽培できる気候であったとしても、日本は人件費が高くとても気軽にコーヒーを飲むことなんてできません。
 普段コーヒー農園をみることなんてありませんしコーヒーの木や実でさえも見ることはまれですが、そんなコーヒーのことを知るほどに、コーヒーをおいしく飲むことができるんです。
 「感謝」という言葉が頭の中に浮かんでくると思います。