コーヒーで子宮体がんリスク軽減-厚労省研究班

コーヒーをよく飲む女性ほど子宮体がんになりにくいことが、厚生労働省研究班の大規模疫学調査で分かった。がんの国際専門誌インターナショナル・ジャーナル・オブ・キャンサーに1日までに発表した。
(時事通信社 2008年9月1日)
 研究班は1990年から94年にかけて、全国10地域の40~69歳の女性約5万4000人にコーヒーの摂取頻度などのアンケート調査を実施。2005年末まで追跡したところ、117人が子宮体がんになった。
 コーヒーの摂取頻度で4グループに分けて発症リスクを比較すると、週2日以下しか飲まない人と比べ、毎日1、2杯の人は約4割、毎日3杯以上の人は約6割リスクが低かった。
 一方、緑茶ではこうした関連が見られなかった。
 子宮体がんのリスクを高めるメカニズムとして、インスリンや女性ホルモンの一種エストロゲンの関与が知られており、コーヒーを飲むとこれらの濃度が下がるとのデータがある。研究班は「あくまで仮説だが、コーヒーがインスリンの分泌に影響を与えてリスクを低下させているのかもしれない」としている。