コーノ式コーヒードリッパーの淹れ方

ちょっとコーヒーがお好きな方はコーノ式コーヒードリッパーをご存知かと思います。
コーノ式珈琲ドリッパーは、1925年創業の珈琲サイフォンの2代目社長河野敏夫さんが開発し、日本国内のコーヒー専門店や、コーヒー愛飲家に親しまれております。


よくスーパーなどでも見かけるコーヒー用ペーパーフィルターは台形をしておりますが、コーノ式は円錐形になっています。
また、通常のドリッパーは底の穴が小さく2~3つの穴があいていますが、コーノ式ドリッパーは底の部分が大きくあいています。
そして、リブと呼ばれる側面のお湯の通り道のための筋が、通常は下から上まで通っているのに対して、中ほどまでしかついておりません。
これは、注いだお湯が側面から流れ出ないようにし、コーヒーの粉の層を通過するように考えられています。
コーヒーの注ぎ方は、カリタ式などでは少し楕円を描いて注ぐのに対し、コーノ式は正円を描いて注ぎます。
ドリッパーに入っているコーヒーの粉の形状に合わせるためです。
底には大きな穴が開いているため、たくさんのお湯を注ぐと、お湯がフィルターの中を早く通過してしまいます。
カリタ式などは、穴が小さいため、お湯の通過が遅くなっています。
その分、誰でも同じような味になりやすいのですが、調節ができません。
ネルフィルターと同様に、コーヒーを淹れる人が思い通りにコーヒーを淹れることができるドリッパーなのです。
あっさり淹れたければ、早く。コクを出したければゆっくり丁寧に注ぐ。
煎りたてのコーヒーであればじっくり注ぎ、少し熟成されたコーヒーであれば早めに注ぐなどして、淹れる人の気持ちが伝わりやすいドリッパーであると思います。
※コーヒードリッパーは珈琲サイフォンでは、コーヒーフィルターと呼んでおります。
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     こだわりの日本人が開発した コーノ式ドリッパー
      http://www.coffeesakura.jp/SHOP/SKON06.html
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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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