コーヒーをおいしく楽しむ秘訣

コーヒーは嗜好品と言われますが、嗜好品とは何でしょう?
辞書には栄養のためでなく味わうことを目的にとる飲食物とあります。
また、多くの食べ物や飲み物と違い、味が複雑で人それぞれの好みが分かれる飲み物だとも思います。
同じコーヒーを同じ人が飲んでも、昨日はおいしく感じたけれど、今日はおいしくは感じない。寒い冬に飲むとき、朝起きたときに飲むとき、時々によって味の感じ方が変わる飲み物だと思います。


単に飲みやすく、香りがよいと言うだけではなく、なんだか苦いけどおいしい。なんだか酸っぱいけどおいしい。このような味がコーヒーを味わい深くしていているのだと思います。
お酒やタバコ、そしてお蕎麦の味わい方もコーヒーに共通した味わい方があり、ある人は苦めのビールが好きであったり、ある人は酸味の強いワインが好きであったりします。
そして、自分が酸味の強いワインが好きだからと言って、他の人も同じように好きだとは限りません。
音楽で言えばJAZZ。
規則正しいメロディではなく、演奏者の気分によってその時々に曲がアレンジされ、不規則なメロディの中にも、何か共感できる音があり演奏者と観客の気持ちが繋がる。
その不規則さは人生のようでもあるといったら言いすぎでしょうか?
思い通りにはいかない人生。そういう経験を積み乗り越えることで人生の面白さがあり、経験したもの同士の気持ちが通じ合う。
理屈や理論では説明することはできなくても、花を見て綺麗だと感じ、朝日を見てすがすがしくなる。人間が生まれながらにして感じる感性と、人それぞれの人生観がコーヒーを味わい深く、人を楽しませてくれるのではないかと思っています。