持続可能なコーヒー

8月19日は俳句の日。
普段、俳句を詠んだりすることはありませんが、俳句の日にちなんで下手は下手なりに、一句詠んでみました。
大自然、活かすも殺すも 人次第
5,7,5と字数を合わせるために、ちょっと大胆な句になってしまいました。
自然はいつまでも偉大で、ちっぽけな人は自然災害には到底太刀打ちできません。しかし、人はいつの間にか自然を操ってしまうまでの力を得てしまったと思います。
現在は、人が住む自然環境を人自身が悪化させ、住みにくくしているかもしれません。
人は素晴らしい知識を持っているので、自然をもっと輝かせることができるはずだと思います。
そんな、8月19日。「安心、安全、サステイナブルでおいしいコーヒー」というテーマの講演会が岐阜県各務ヶ原市でされました。(珈琲工房ひぐち主催)
海外の生産に頼っているコーヒー。ほとんどが開発途上国産で、数少ない先進国産であっても労働者は開発途上国の人々の頼っています。その現地の状況や、流通過程がどうなっているのかを日本サスティナブルコーヒー協会、川島 良彰氏や石脇 智広氏からお聞きしました。
サスティナブルなコーヒーというのは、現在のことだけではなく未来のことも考えた上で、自然環境や人々の生活を良い状態にたもつことを目指して生産/流通されたコーヒーの総称。(日本サスティナブルコーヒー協会の定義)
具体的には、グッドインサイド認証コーヒー、コンサベーション・コーヒー、バードフレンドリーR、フェアトレード認証コーヒー、レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーなどがサスティナブルコーヒーなどがあります。


上記コーヒーは全て国際的に活動している組織が管理しており、たとえばフェアトレード認証コーヒーは、ドイツにある国際フェアトレードラベル機構が認証を行っています。
それぞれ認証をうけるための基準は違いますが、農園やその周辺の自然環境に配意するための規定や、労働者、農薬や肥料の使用条件など厳格な規定が定められており、その基準をクリアしたコーヒーのみに与えられえる制度となっています。
といっても、上記コーヒーだけがサスティナブルコーヒーというわけではありません。あくまでも、未来のことを考えた上で、自然環境や人々の生活を良い状態にたもつことを目指して生産・流通されたコーヒーのことで、現在は具体的な規定はありません。
だから、何がサスティナブルコーヒーなのか迷ってしまう方も多いかと思います。
しかし、僕個人の意見ですが、明確な規定がなくても良いのではないかと思います。基準となる数値だけで判断することは必要ないのではないでしょうか?
コーヒーがおいしいと感じるか、感じないかは、その人次第。全てを数値化するよりも大切なことが、このコーヒーにはあると思います。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。

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