エスメラルダ農園でのコーヒー栽培

パナマに、エスメラルダ農園という有名なコーヒー農園があります。
2007年に開かれたパナマの国際コーヒーオークションで第一位を受賞し、1kgあたり約290ドル(約3万円)という史上最高値で落札されました。第2位の価格を10倍以上、上回っています。
http://auction.stoneworks.com/includes/pa2007/final_results.html
また、2004年から2007年まで4年間、パナマ産のコーヒー国際コンテスト「ベストオブパナマ」では毎年連続第1位という快挙。
他の、国際的なコーヒーコンテストにおいても第一位を獲得してしまうという驚きのコーヒーなのです。
出品すれば必ず優勝。そして価格が高騰してしまうので、とうとう2008年のベストオブパナマのオークションでは、エスメラルダ農園のためだけが特別に1日用意されて出品されました。
s-CIMG5787.jpg


昨日、名古屋に農園を経営しているファミリーの一人、レイチェル・ピーターソンさんがお見えになり、名古屋のコーヒー焙煎業者向けに、農園の状況をご説明されました。(ワタル株式会社主催のセミナー)
農園は標高1,500m~1,800mの自然豊かな山中にあり、農薬を使用せず品質が非常に良いゲイシャ種が育てられています。ゲイシャ種の農園は7つのブロックに別れており、それぞれ収穫時期によってロットが管理されておりました。セミナーでは、そのブロックごとに試飲をすることもできました。
農園主は資産家が多いのですが、その農園に従事する方々との関係や、役割を垣間見ることができました。
いつも思いますが、低価格重視ではないグレードの高いコーヒーの農園主は、農園に従事される方の生活の面倒を、きめ細やかにみていることが多いと感じます。農園内に協会を作ったり、学校を作ったり、サッカー場を作ったりされてみえます。そして、自然環境を侵害しないよう、人と自然環境が共生できるような工夫もされてみえます。
やはり、良いコーヒーを適正な価格で取引していくことは、大変重要なことだとも思いました。
日本では、非常にたくさんのコーヒーが飲まれていますが、99.9%以上を輸入に頼っています。
そして、そのほとんどが発展途上国。
私達焙煎業者も、当たり前のようにコーヒー豆を仕入れておりますが、農園での栽培方法や現地での生活スタイルを日本の皆様に分かりやすく伝えるのも、私達の役割だと思います。
現地の生の声を聞くことができ、現地に触れることができた良い一日でした。