水出しコーヒー

大航海時代、オランダ領の国々や中南米で行われていた漉し布を使ったコーヒー抽出方法にヒントを得、後にオランダ人が改良を加えたもので、ダッチ(オランダ)コーヒーと言われています。
水を使うためコーヒーの成分を抽出するために時間が掛かりますが、熱による薫りの飛散が少なく、劣化もしにくくなります。カフェインは、やや水に溶けにくい物質ではありますが、やはりカフェインも抽出されます。
その他、水の温度が違うために抽出される成分も変ってくると思われ、味わいもドリップコーヒーとは違います。
ところで、水出しコーヒーには、大きく分けて2種類あります。


(1)専用のフィルターに入れたコーヒーの粉に、点滴のように水を少しずつ落としてコーヒーの成分を抽出する方法
   専用の器具が必要です。
(2)水にコーヒーの粉を入れ、数時間~10時間ほど経ったものを、布や紙などのフィルターで漉す方法
   専用の器具も売っていますが、器具がなくても、ビンと漉すものがあれば作ることができます。お茶を淹れるときに使う不織布にコーヒーを入れて水に漬けておいてもOKです。
喫茶店で水出しコーヒーを「売り」にしているお店では、ガラス製の大きな水出しコーヒーの器具が目に付くところにおいてあると思います。これは、(1)の方法による水出しコーヒー器具です。
以前(およそ5年ぐらい前)は、(1)の方法による水出しコーヒーが主流でしたが、最近は家庭用に(2)の方法による器具も多く発売されています。
(1)と(2)では、味が全く違います。
(1)は水を透過させるためドリップ式と同じ原理を利用しており雑味が少なく感じます。(2)は漬け置きする方法となります。
(2)の方法であれば、わざわざコーヒー器具を買う必要はないですが、もし器具を購入される場合は(1)の方法で淹れる器具をお勧めしています。