1855年日本で飲まれたコーヒーの淹れ方

蝦夷地御用留

江戸時代にコーヒーがどのように飲まれていた記述が、1857年に出版された 蝦夷地御用留のうちのひとつに書かれています。

文書の保存状態は良く読むことができるはずなのですが、あまりにも達筆すぎて原文をよくことができませんでした。

その文書によると、コーヒーを焙煎して磨り潰し、麻袋に入れる。湯を沸かした土瓶に入れてコーヒーエキスを抽出するというものだったようです。
<原文>
黒く成るまでよくいりこまかくはらりと成迄つきくだき弐さじ程麻の袋に入熱き湯にてばん茶の如き色にふり出し土びんに入置さめ候得はよくあたため砂糖を
用ゆへし

このコーヒーを現代に再現したのが弘前市の成田専蔵珈琲店。今は、箱館奉行所でも予約制でのむことができるようです。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。

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