The Roast(ザ・ロースト)EXの焙煎方法

パナソニック社のコーヒー焙煎機(The Roast)の焙煎方法というか、手順を説明します。

とても高額なのでネットで気軽にポチっと購入というわけにはいきませんよね。
愛知県にある実店舗ではThe Roastの焙煎体験もできますので、お近くのかたはご予約の上ご来店ください。

今回は、The Roast EXの手順を説明します。(ちなみにExpertを購入するとBasicの操作をすることもできます)

最初にThe Roast本体のコンセントを差します。そして、The Roast EXのアプリ(現在iOSのみ)を立ち上げると、ログイン画面が出てきます。パナソニッククラブのIDとパスワードを入力する画面が出てきます。(IDは、The Roastを新規購入の際必要になってきますが、お持ちでない場合は、あらかじめパナソニッククラブサイトから取得しておきます。)

一番最初のみ、本体とiPad(iPhoneも可)をBluetoothによりペアリングする作業があります。画面の指示にしたがってください。

ログインが成功すると写真左のような画面になります。(今回はiPadを使っていますが、iPhoneでも使用できます。)
下部の「焙煎をはじめる」をクリックすると、焙煎プロファイル(プログラム)を選んだり、新規に作成する画面になります。

最初は3種類のプロファイルがあらかじめ用意されていますので、そのプロファイルを試されることをお勧めします。

作成されたプロファイルを選択すると、プロファイルがグラフ表示されます。

左下に「焙煎開始」という文字があり、ここをクリックします。

焙煎機本体の電源を入れてから、生豆投入口に生豆を投入しても問題ありません。

1回に焙煎する生豆の量は50gと決まっています。体積はおおよそ80ccです。写真は生豆を投入口(豆容器)に入れたところです。

最初に焙煎機本体を温め、予熱が完了したら案内がありますので、生豆投入口(豆容器)を矢印の方向に回転し投入します。このとき豆容器にコーヒー生豆が残りやすいので豆容器を数度回しながら全ての生豆を投入します。

投入が完了し生豆投入口(豆容器)を元の位置に回転して戻すと、自動的に右側の焙煎スペースで焙煎が始まります。

赤い線が設定した温度のグラフ、青い線が設定したファンの風量をしましてます。温度は1℃単位、風量は50~100%の範囲で1%単位で時間とともに調整できます。

オレンジの線が実際に焙煎しているときの温度。焙煎スペースの吹き出し口の温度を測っています。概ね設計どおり進みます。

コーヒー豆を焙煎すると、豆の表面のチャフ(薄皮)がはがれてきますが、本体にあるガラス瓶に溜まっていきます。焙煎中、チャフはそれほど飛び散ることがありません。

設計通りに焙煎が終わり、自動で冷却が始まります。オレンジの線を見ていただけると分かりますが、急激に温度が下がります。

冷却が終わると、iPadに表示されますので、ガラス瓶を入れ替えます。チャフの入った瓶を取り除き、空のガラス瓶を取り付けます。(ガラス瓶は同じものが2個付属しています。チャフを溜めるためのものと、焙煎したコーヒー豆を入れるためのもの)

ガラス瓶を付け替え、本体スイッチを押すと、本体ファンの風の勢いで焙煎スペースからガラス瓶にコーヒー豆が全て吹き飛ばされます。

できあがりです。まだ少し暖かいので、数分室温で冷ましてから保存すると良いと思います。今回は冷却も含めて12分程度で焙煎しました。

参考までにThe Roast Basicの焙煎手順の動画を作成していますので、ご覧ください。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。

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